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宮尾竜平さん

フォレストアドベンチャー松川・チーフマネージャー
癒しの森と、遊びの森。 まつかわなら、二つの魅力を味わえます。

「自然共生型アウトドアパーク」として、1997年にフランスで誕生した「フォレストアドベンチャー」。ここまつかわには2014年に誕生し、毎年多くの来場者で賑わっています。マネジャーを務める宮尾竜平さんは、大阪府からの移住者。まつかわではじめてフォレストアドベンチャーに出合ったという宮尾さんに、このアクティビティの魅力、そしてまつかわの魅力について聞きました。

 

インタビュー動画(3分23秒)

「ターザンスイング」の楽しさは、やってみないとわからない!

 

──まずはこの施設はどういうものなのか、教えてください。

 

宮尾竜平さん(以下、宮尾) 森に立つ自然の木を生かして作られた、自然共生型のアウトドアパークです。「自分の安全は自分で守る」を基本に、ご自身でハーネスをつけかえながら樹上のコースを巡っていただきます。フォレストアドベンチャー松川にあるコースは4種類。難易度に差はありますが、多くの方に4コースすべてを体験していただいています。

──いらっしゃるスタッフのみなさんは、なにか特別な訓練を受けられているのですか?

 

宮尾 はい。基本的な行動はお客様自身で安全管理をしていただきますが、もちろん私たちも見守る立場として、講習を受けています。フォレストアドベンチャーには独自の「レスキューインストラクター」という認定制度があり、たとえば樹上で気を失ってしまったお客様がいた場合に、どのように安全に降下するかなどを、レスキューする側、される側両方の立場で体験するなどを行います。私も講座を受講して、その資格を取得しています。

──ズバリ、フォレストアドベンチャーの魅力はなんでしょう。

 

宮尾 高いところや揺れる場所など、「怖いな」と感じる箇所がありながら、それを乗り越えたときの達成感の大きさが魅力でしょうか。とくにまつかわのパークはコンパクトに作られているぶん、木と木の感覚が広かったりして、渡り方が難しい場所も多いんです。この、疲労感と、その先にある達成感を味わうために、リピーターのお客様もたくさんいらしてくださいます。

 

そして、フォレストアドベンチャー松川の一番の目玉は「ターザンスイング」。木の上からターザンのように滑り降りてネットにしがみつくのですが、バンジージャンプのような、フリーフォールのようなスリルがあります。誰に決められることもなく、自分のタイミングでいかなければいけないので、長い方では20分ぐらい、飛ぶかどうか迷っていますよ。飛んだ時の感覚は……こればっかりは、ご自分で体験していただくのがいちばん! ぜひ、挑戦してみてください。

達成感を共有して、家族の距離が縮まる

 

──ご自身とフォレストアドベンチャーの出合いは?

 

宮尾 もともと10年前に、清流苑のスタッフとして大阪からここまつかわに家族で移住してきたんです。その後、フォレストアドベンチャーができるのと同時に、現在の役職となりました。もともと、柔道をやっていたので体力には自信があったんですが、この高さと迫力、最初は僕も「できるかな」と思うほどでしたよ。徐々に経験を重ねて慣れていきました。

──今までのお客様で、印象に残るエピソードはありますか?

 

宮尾 まず思い浮かぶのは、思春期のお子さんがいるご家族が、パークでのアクティビティを通じてぐっと仲良くなっている様子、ですね。ここでは、「お子さんの安全管理は保護者の方が行なってください」ということをお伝えするのですが、最初はお父さんとちょっと距離がある感じの子が、お父さんから「大丈夫か、できてるか」という声かけを受けて「大丈夫」なんて返事をして、4コース全部終わるころにはすっかりわきあいあいとした様子で「できたね!」と達成感を共有していたりして。やっぱり、みんなで同じ試練を乗り越える感じがいいんだと思います。

パーク内を案内する宮尾さん

宮尾 それから、ここ3年ぐらい、ゴールデンウイークの時期に毎年いらっしゃる親子のお客様もいるんです。最初の年はすごく時間がかかったのに、一年ごとに着実に上達されていて。ここに来ることを毎年の楽しみにしていてくださるようで、そういう存在になっていることがなによりうれしいですね。

──「森で遊ぶ」というとおり、この場所の環境そのものがすでに気持ちがいいですね。

 

宮尾 そうなんです。ここの周囲に広がる「およりての森」は、「森林セラピー基地」として認定され、癒しの効果が科学的に実証されています。癒しの森と遊びの森、二つがこんなに近くにある場所は、他にはそうないと思いますよ。夜になると、星もすごくきれいです。清流苑では宿泊者向けに星空ツアーも開催していますから、ぜひゆっくり滞在して、周囲の自然も満喫していただけたらと思います。

「頼られる存在」になって、恩返しできたら

 

──宮尾さんご自身は、なぜまつかわに?

 

宮尾 きっかけは、子育てです。以前暮らしてた大阪では、子どもに対して玄関を出た瞬間から「危ない」とか「走らない」とか、注意することからはじまるなあって、あるときふと気づいて。でも、大好きなキャンプに来ているときは、のびのび子どもを遊ばせられているんですよね。この違いってなんだろう、そうだ、長野で就職をしよう。そう考え、たまたま出合ったのが清流苑でした。子どもたちはすぐになじみましたし、妻も気に入っていて、改めてまつかわに来てよかったなと思っています。

──どんなところがとくに気に入っていますか?

 

宮尾 先ほども言いましたが星空、きれいですよ。プラネタリウムでしか見たこともないような星が、当たり前みたいに頭の上に広がっているんです。大阪にいるときは下を向いて階段登ったり、ぶつからないようにしていることが多かった気がしますが、ここで暮らしはじめて空を見上げることが多くなったように思います。

──フォレストアドベンチャーのマネージャーだけでなく、今さまざまなところでご活躍だとか。

 

宮尾 はい、いろいろとやらせてもらってます(笑)。まず、清流苑のスタッフ3人で「ワクワクボーイズ」というのを結成していまして。地域のケーブルテレビに企画を持ち込んで、町のいろんな魅力を紹介するという番組をやっています。最近はケーブルテレビ側から「もっとまつかわの人にフォーカスしよう」ということで、人に会いに行くこともありますが、先日は片桐ダムのさらに上の「雨乞いの滝」というところに、滝に打たれに行ってね。楽しかったですよ!

 

あとは、結婚するまで柔道をやっていた経験をいかして、地域の柔道場で指導もさせてもらっています。まつかわは東京オリンピックのコスタリカホストタウンになっていて、うちの子どもたちも選手たちと交流したり、いい経験をさせてもらっています。先日は大阪へ、世界大会にも観に行かせてもらって。こんな形で大阪に行くのは不思議な感じでした。

年を重ねるごとに、「頼られる存在」になれたらって思うんです。この土地でみなさんによくしてもらって、楽しく暮らしているぶん、「あの人に頼めばなんとかなる」って、そう思ってもらえる存在になれたら、少しは恩返しできるかな思っています。

みやお・りゅうへい

⼤阪府⽣まれ。今から10 年前に家族でI ターンをし、7 年前からフォレストアドベンチャーマネジャーに。その他、地元ケーブルテレビ・チャンネル・ユーにて「ワクワクボーイズ」のメンバーとして活動したり、地域の柔道場の指導員を務めるなど、公私ともに幅広い活躍をみせている。

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